チャンバラ剣道ブログ

なまくら刀で一刀両断。斬られるのは世の中かこの俺か。

かがみの孤城 いよいよクライマックス

昨晩は風邪っぽくて早く寝たかったのに、電車の中で読んでいた「かがみの孤城」が後半急展開でやめられなくなり、遅くまで起きてしまった(と言っても0時くらいだけど)

以下ネタバレまではいかないが、やや雰囲気がわかってしまうのでご注意下さい。

まだラストまで行ってないのだけど、もうかなり泣いてしまった。7人それぞれのこれまでの人生。誰を主役にしても物語ができてしまう。考えてみれば、現実に人間が溢れているけど、その一人ひとりに人生の喜び悲しみがある。深い深い悩みや、背負った罪や逃れられないおイタチがある。今電車の中でこのブログを書いているけど、僕の左に立っているお姉さん、右に立っているお兄さん、彼ら彼女らを産んだお父さんお母さん、そのまた親御さん、、無限に人生は広がり、宇宙は広がっていく。僕らはみな孤独のようで、実は全然孤独じゃない。つながりを実感できないだけ、だから扉を開けられないだけ。突き抜けて扉を開けたら全く違う景色が待っている。「あきらめないで!大人になって!」主人公こころの叫びが悩める全ての人に届きますように。。

本屋大賞は「騙し絵の牙」を応援していたのだけど、若い人に読んでほしいのはこっちかな。若い人には本当に生きづらい現代だろう。どうかこの本で勇気をもらってほしい。

ってまだ読了してないじゃんわし。