チャンバラ剣道ブログ

なまくら刀で一刀両断。斬られるのは世の中かこの俺か。

うんこドリル 古屋雄作面白すぎる

今月発売の雑誌ダ・ヴィンチはBOOKオブザイヤー号。
その中で今年話題のあの作家、の特集で古屋雄作があった。まるで明治の文豪のようなしかめっ面と厳しい雰囲気のその白黒写真がパッと目に飛び込んできて、ページをめくる手を止める。今更明治の文豪が話題?と思いタイトルを見ると「うんこドリル」 しばらくタイトルと写真が繋がらず頭が混乱してしまったが、ああ、こんな佇まいの人なんだと無理矢理理解する。、、一見冗談のようにみえるこの本は、実はものすごく真面目な文学者が作っていたのだなと。

しかし読み進めるとだんだん違和感が。

質問者「うんちではだめだったんですか?」
古屋「話になりません。言葉のオーラが違う」
質問者「カタカナでウンコも?」
古屋「ありえません。うんこだけが持つ文学性がある」

ここまで来て初めて、真面目に読んでいた自分が既に古屋雄作の術中にハマっていた事に気付く。
冒頭の文豪風の写真はこの文学性云々の伏線だったのか、、
さらに編プロのあいげん社との書簡やりとりに至っては、もう気兼ねなく笑わせてもらった。この人はこういうインタビューでさえ面白いことにしてしまう企画人なんだ。

読み終わって調べてみると、テレビにも出ているマルチな人だった、知らなかったのは僕だけかorz

大泉洋みたいな人も不思議な面白さがあるけど、いやはや、いろんな形で面白い人っているんだなあ