チャンバラ剣道ブログ

なまくら刀で一刀両断。斬られるのは世の中かこの俺か。

ガンダム00ってめちゃくちゃカッコいいのね!!!! ファーストガンダム以外関心のなかった僕が驚愕!!

BS11で再放送中の「ガンダム00」がたまたま録画されていて、6歳のチビが見ている後ろでたまたま見ていた。「00」については以前映画だけ見たことがあったのだけど、わけわからず、やっぱファーストガンダムが最高峰だなあ、くらにしか思ってなかった。

 

が、今回初めて、第1話を見た。いきなりの殺戮シーン。顔が前方に大きく伸びた、武骨な巨大ロボがやたらリアルな照射音とともにバルカンを打ちまくっている。調べると「アンフ」というらしい。アラビア語で「鼻」という意味だと。実に気持ちの悪い、ガンダムというよりは「太陽の牙ダグラム」に出てきそうなメカニックデザインだ。第一話のこのシーンは本当にガンダムとは思えない、完全に殺戮兵器による虐殺シーンだった。

 

正直のこの時点で、すごいとは思いつつ、リアルっぽさを追求し過ぎて塩梅を見誤った作品だな、やはりファーストガンダムのほどほどのリアルっぽさは神懸っていると、再度認識したものだ。

 

がその後、宇宙エレベーター構想の採用や、この世の矛盾を凝縮したようなソレスタルビーングの武力介入宣言など、次々と提示される刺激的な世界に一発で好きになってしまった。すごい、ファーストやゼータなどとは全然世界が違う。この先どうなるのか全くストーリーを知らないが、これ小説でも読んでみたい。ガンダムと謳っているが、設定が子供アニメではない。


ちょっとこれからの楽しみができてしまった。

医療ドラマの残酷なシーン 未就学児に見せたくないのだか妻が猛反対

アメリカの連続ドラマで「ER緊急救命室」というものがある。その名の通り、事故などの不慮の怪我や病気で次々と運ばれる患者を捌いていくテンポの早い、やや刺激的な人間ドラマだ。

妻が大好きで、本日は休日につき朝食を食べながら皆で見ていた。その時、全ての髪の毛が頭の皮ごと剥がれて、頭部血まみれの男性が悶え苦しみながら運ばれてくるシーンがあった。頭部は生の肉が丸見えという恐ろしい状態なので、僕が思わず「これじゃゾンビじゃん!子供は見るな!」とチビ達に急遽画面を見ないよう注意した。

すると妻は怒り狂って「全然怖いシーンじゃない!実際にある事なんだから、そういうふうに怖いというイメージを子供たちに植え付けないで!実際にそういう人に会ったときバカにするようになってほしくない!」と言ってきた。

子供の前で口論したくなかったので、その場は「そうかな、、これを怖いシーンと、思うのは普通だと思うし、未就学児に見せる必要なんてないと思うけどな」とだけ返した。

しかしこの時、あまりの認識の差に正直相当なダメージを僕は受けた。こんなシーンをわざわざ子供に見せる?こういう人をバカにするような人になってほしくない?嘘だろ、、
信頼している妻。でもこんな大きな、相容れない面もあるのか、、

まだまだ僕は夫婦というもの奥深さを分かっていないな。

読み終わり大泣き「かがみの孤城」

途中途中も良かったのだけど、最後の話の収束はやられた、、布団に入ってからも、ずっと涙が止まらなかった。。45歳のおっさんが、涙が止まらなかった、、

助けた相手が、実は自分を助けてくれていた人だった。時空を超えたこの話は、人間ドラマとしても、青春ものとしても、SFとしても、本当にすごい作品だ。でも一貫して他者への愛が貫いている。ゼンゼンそんなの求めて読んだわけじゃないのに、久々に泣いた。
これは名作だ。おすすめしたい。
 

かがみの孤城 いよいよクライマックス

昨晩は風邪っぽくて早く寝たかったのに、電車の中で読んでいた「かがみの孤城」が後半急展開でやめられなくなり、遅くまで起きてしまった(と言っても0時くらいだけど)

以下ネタバレまではいかないが、やや雰囲気がわかってしまうのでご注意下さい。

まだラストまで行ってないのだけど、もうかなり泣いてしまった。7人それぞれのこれまでの人生。誰を主役にしても物語ができてしまう。考えてみれば、現実に人間が溢れているけど、その一人ひとりに人生の喜び悲しみがある。深い深い悩みや、背負った罪や逃れられないおイタチがある。今電車の中でこのブログを書いているけど、僕の左に立っているお姉さん、右に立っているお兄さん、彼ら彼女らを産んだお父さんお母さん、そのまた親御さん、、無限に人生は広がり、宇宙は広がっていく。僕らはみな孤独のようで、実は全然孤独じゃない。つながりを実感できないだけ、だから扉を開けられないだけ。突き抜けて扉を開けたら全く違う景色が待っている。「あきらめないで!大人になって!」主人公こころの叫びが悩める全ての人に届きますように。。

本屋大賞は「騙し絵の牙」を応援していたのだけど、若い人に読んでほしいのはこっちかな。若い人には本当に生きづらい現代だろう。どうかこの本で勇気をもらってほしい。

ってまだ読了してないじゃんわし。

津本陽「千葉周作」ほか剣道小説

津本陽の「千葉周作」は、なぜこんなに剣道のことを生々しく書けるのだろうとウィキで調べてしまった。

筆者は剣道三段、抜刀道五段なのだそうだ。
正直剣道三段は、そうすごいことではない。続けていれば、まあ取得できる。審査は各地域でやるので、先生方の手心も加わり合格率は限りなく100%に近い。四段になると都道府県、六段から全国となり、だんだん容赦無しの厳しい審査となる。抜刀道は、調べてみたがよくわからない、、日本抜刀道連盟なるものがあり、推進されているようだ。居合というより、実際に斬ることを内容としている様子。連盟のホームページにあった写真を見ると、居合より生々しい、時代劇を想起させる動きのある構えだった。(実際にとう動くかはわからないが)

ただ本書に書いてあるのはあくまで剣道のことなので、三段とはいえかなり修行されているのだろう。

私も社会人は時間がないなどとぼやいていないで、考える剣道をせねば。



藤沢周の「武曲」も剣道の事を題材にしているが、そもそも昇級審査にクライマックスを持ってくることで何だかよくわからない話になってしまった。なぜ試合とかでなく、せめて昇段審査でもなく、昇級審査、、、そこ以外はいくつか面白い描写もあり楽しめたのだが、、少々残念だった。


あとは海堂尊の「光の剣」これはめちゃめちゃ面白い。勉強になる。オススメ。青春ものとして話も面白いし。

訪ねてきた義理の母が、階を間違え、知らない家に侵入してしまった!

昨日朝チビが熱を出したため、義理の母に応援をお願いした。
 
するとあろうことか、マンションの階を一つ間違えて、全く知らない人の家のドアを開けてしまったのだ。

運悪く鍵が空いていたので、そのまま上がり込む。下駄箱の様子、廊下の荷物、すべてがいつもと全く様子が違うので何か模様替えでもしたのかと訝しがりながらも廊下を進む。

そしてリビングのドアを開けると、中年男性が寝転びながらテレビを見ている。部屋の様子も全く知らない雰囲気。その男性のことを僕と間違え、あんたこれどうしたの!?と、義理の母。

振り返った男性は固まり、は? 義理の母、え? 男性、誰? 義理の母、ここは〇〇家ですよね。 男性、違います。 義理の母、あっ!!!


70歳を超えたお祖母ちゃんだったからよかったものの、侵入してきたのが中年男性とかだったら大変なことになっていた、、アメリカなら撃たれても文句は言えないだろう。

いや〜日本でよかった。


しかし、その家の人には申し訳ないが、
この体験はかなり面白いものだったろう。いつもの家がまるで別物に変わっているのだから、異世界召喚もびっくりの、ドラマチックな話だ。仕込もうとして仕込める体験ではない。

お義母さん、ありがとうね。